島原の今と昔
自然美を見つめる
アートの系譜

島原市まちなか 全5会場をめぐる
期間限定のアート×まちあるき
植物画フィールドミュージアムへ

《展覧会名》
島原城築城400年記念事業|
「島原ボタニカルアート展 – 植物をうつす」

《会期》
2024年10月14日(月・祝)〜26日(土)
※観覧時間は、各施設の営業時間に準じる。

《場所》
島原市まちなか 全5会場
①島原城御馬見所、②清流亭、③湧水館、④四明荘、⑤喫茶ケルン

《料金》
観覧無料 ※四明荘のみ入館料が必要。

《開催概要》
2024年は、島原城築城(1624)から400年。これを記念して、島原藩本草学を起点とした江戸時代の植物画、現代の島原半島にまつわる植物画を対比する展覧会「島原ボタニカル・アート展 – 植物をうつす」を開催します。本展では、島原城主の御薬園で、日本三大薬園の一つにも数えられる国指定史跡 旧島原藩薬園跡に関わったとされる藩医・本草学者 賀来佐之、その弟で画家 賀来飛霞が残した本草学資料の中でもとりわけ美しい《動植物写生図》、賀来佐之の師匠 シーボルトの西洋的画法を取り入れた《植物図譜》、果ては江戸・京都の《花鳥画》の名作を用いた空間アートをメインに。対比として、現代の島原半島にまつわる自然美をえがく植物画、島原半島の植⽣を表現する⼭野草盆栽、島原半島の⾳⾵景などを展示し、今昔の自然美の在りようを見つめ直します。また、島原市まちなか5会場に作品を点在させるフィールド・ミュージアム方式を採用。期間限定のアート鑑賞まちあるきをお楽しみください。

《各展示詳細》

① 第一会場:島原城 御馬見所
・島原藩医 賀来佐之、賀来⾶霞の動植物写生図を⽤いた空間アート

② 第⼆会場:鯉の泳ぐまち 清流亭
・植物画家 岩永 由紀の手書き染色植物画を展示するミュージアム

③ 第三会場:鯉の泳ぐまち 湧水館
・佐之の師 シーボルトの植物画、江戸時代の花鳥画を⽤いた空間アート
・水彩画家 Naoの植物をテーマにした水彩画

④ 第四会場:鯉の泳ぐまち 四明荘
・木版画家 荒木 壽美の新作木版画(2点)と香り体験のコラボ
・植物紋様の着物 ・植物画の図書コーナー

⑤ 第五会場:喫茶ケルン
・⼭野草盆栽、文筆家 島田 典明の⾳⾵景、島原半島の民話

《出展者紹介》

▶︎ デザイナー 稲田 勝次郎
1989年、島原市生まれ。リージョナル・アルケー代表。本展主催者。本展では、江戸時代の賀来飛霞らの植物画を用いた空間アートのほか、島原城の梅の香り「月梅」、湧水庭園の花菖蒲の香り「水鏡」を木版画と連動させるアート体験等を展開。<① – 第一会場|御馬見所、④ – 第四会場|四明荘 ほか>(インスタID:@regional_arkhe)

▶︎ 植物画家・染色家  岩永 由紀
1962年、徳島県生まれ。染色を学び、京友禅に携わる。1988年、結婚を機に雲仙に移住、 アトリエ やまぼうし工房を開く。自給自足の暮らしの中で、ありのままの自然美をえがく作品づくりをしている。本展では、島原半島の自然美をうつしだす、小さな植物画ミュージアムを展開。< ② – 第二会場|清流亭> (インスタID:@yamabousi.y)

▶︎水彩画家・イラストレーター Nao
1984年、福岡県生まれ。幼い頃から絵を描くことが好きで、大学では日本画を専攻、印刷・デザイン業に携わる。2020年、長崎市にて作家活動を始める。本展では、島原にまつわる植物をモチーフにした水彩画をメインに展示。< ③ – 第三会場|湧水館> (インスタID:@naoart411)

▶︎ 木版画家 荒木 壽美
1949年、長崎市生まれ。木版画ギャラリー 壽美堂 代表。日本板画院「同人」。長崎の風景をテーマに、家に飾る身近なアートを志向し、自刻自摺の木版画制作をしている。本展では、「島原城と月梅」、「湧水庭園と花菖蒲」をモチーフにした完全新作を初公開する。<④ – 第四会場|四明荘> (インスタID:@gallery.araki)

▶︎ 文筆家 島田 典明
2008年、島原市生まれ。島原高等学校1年生。法務省主催 社会を明るくする運動作文コンテスト 優秀賞等を受賞。何気ない日常のワンシーンから、心温まる文章を書き起こしている。本展では、故郷島原で心にふれた「音風景(風景写真、文章、環境音)」等を展示する。<⑤ – 第五会場|喫茶ケルン>

《主催》
島原アートツーリズム実行委員会
info@regional-arkhe.com

 

【PDF】チラシダウンロード


Creative / 企画制作、デザイン、web開発、空間アートインスタレーション ほか

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